<各駅停車>アフターコロナ

2021年11月21日 07時03分
 猫もしゃくしもではないが、選挙戦でも飛び交った言葉が「アフターコロナ」「ウィズコロナ」。コロナ禍転じて福、となせるか。
 災害時の避難もその一つ。不特定多数の人で混雑すれば避難所は「密」になりやすい。体育館などの床に雑魚寝で過ごす劣悪な環境は、飛沫(ひまつ)で感染リスクも高まる。段ボールベッドや間仕切りを準備する自治体も増え始めた。避難所の混雑状況をスマートフォンなどで確認できる仕組みも広がりつつある。ただ、「密」を防ぐため避難所を増やしても、運営にかかわる職員の数には限りがある。
 そこで「分散避難」だ。不安ならためらわず避難所に向かうべきで、命を守る行政の責務は重い。だが、ハザードマップで自宅の災害リスクを調べ、安全を確保できると判断すれば在宅避難、友人や親戚宅、ホテルなどに避難する選択肢もある。避難ルートの事前確認や早めの避難…。自治体まかせの防災意識を変える、パラダイムシフト(劇的な転換)の契機となるかもしれない。(大沢令)

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