巴波川に影絵ゆらめく 「屋形船の面影」 栃木市の地元NPOが設置

2021年11月21日 07時18分

蔵を背に巴波川に浮かぶ影絵=栃木市で

 屋形船の中で一献傾ける侍と花魁(おいらん)−。栃木市の中心部を流れる巴波(うずま)川の河岸に、小江戸情緒を感じさせる屋形船の影絵が出現した。同市倭(やまと)町の幸来橋南側の河岸にあり、川面に映える情景が観光客を楽しませている。
 二〇一九年十月の台風19号で壊れた屋形船を所有していたNPO法人「蔵の街遊覧船」が設置した。稼働していたころの屋形船の係留地に屋根と客室のみ再現し、障子を通して影絵が映し出される仕組みだ。船頭マネジャーの中村明雄さん(63)は「かつての屋形船の面影を忘れないように」と話している。
 同NPO法人が運航する遊覧船事業は、台風や新型コロナウイルス感染拡大の影響で再三休業を余儀なくされ、苦しんできた。今年十一月に入って乗船者が戻ってきており、週末は一日に百人を超える日もあるという。中村さんは「このまま順調なら壊れた屋形船の修復にめどが立つ」と期待していた。
 影絵は来年二月末まで展示する。点灯時間は午後四時半〜同十時。(梅村武史)

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