寄付10億円受け給付型奨学金を逗子市が創設 「市から援助受けた恩返し」と米国在住の渡辺利三さん

2021年11月22日 20時27分
※資料写真(登校する高校生ら)

※資料写真(登校する高校生ら)

 神奈川県逗子市は市出身の男性から寄付の申し出があった10億円を元に財団を設立し、来年度から大学生向けの給付型奨学金制度を新設すると発表した。市によると、男性は「市から教育資金援助を受けた経験があり、恩返しができないかと考えた」として寄付を申し出たという。
 市によると、寄付を申し出たのは米国在住の米教育財団会長渡辺利三さん(72)。幼いころに父親を亡くし、奨学金を得て大学進学や米国大学への留学を果たした。卒業後、26歳で起業し、教育やコンサルティング事業に携わった。56歳で事業引退後も教育財団事業を通じ、若者の留学支援などに取り組んでいるという。
 財団名は渡辺利三逗子市奨学金財団(仮称)。寄付金を運用し運用益から奨学金を出す。
 対象は1年以上逗子市に住んで大学に入学する20歳未満(奨学金申請年度の4月1日時点)の学生。初年度は、来年4月に大学に入学する学生5人にそれぞれ年間72万円を給付予定で、在学中は支給を続ける。返済は必要ない。ひとり親世帯や、国が国際競争力の向上を目指して選定した「スーパーグローバル大学」に入学する学生を優遇するという。(石原真樹)

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