<新型コロナ>神奈川県が飲食店やイベントの制限撤廃 「Go Toイート」来月から販売再開

2021年11月23日 07時32分
 神奈川県は二十二日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、飲食店や大規模イベントに対する制限の緩和を決めた。飲食店に対し、これまで一団体四人、二時間までとしていた制限を同日から撤廃。イベントは「感染防止安全計画」を事前に提出すれば人数制限をなくすなど、国が十九日に改定した「基本的対処方針」に合わせた。(志村彰太)
 飲食店に対しては、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されるなど、感染拡大時は人数制限を復活させ、「マスク飲食実施店」の認証がない店には酒類提供を禁止し、午後八時までの営業時間の短縮を要請。認証店は酒類を提供できるが、県の判断で時短要請や酒類の提供停止を要請する場合もあるとした。
 これまで収容人数を「定員の50%まで」としていた大規模イベントは、感染防止策などを定めた「安全計画」を開催二週間前までに県に提出すれば、定員まで収容できる。
 一万円で額面一万二千五百円分のクーポンを買える「Go Toイート」食事券は十二月一日から販売を再開。昨年十一月に発売し、二百五十億円分のうち半分を売ったところで中断していた。残り半分を十二月二十四日まで販売。来年三月二十二日まで使える。
 また、アレルギーなどでワクチン接種を受けられない人に対し、近く無料で検査を受けられる態勢を整備。幼稚園や保育園に通っていない子どもと、県外の小学校に通う十二歳未満の子どもがいる家庭には、抗原検査キットを無料配布する。申し込みは、県ホームページなどで受け付ける。その他の子どもがいる家庭には、九月から配布している。
 感染状況を判断する指標には、国が新たに示した五段階の「レベル」を採用。レベル2は重点措置、レベル3は宣言に相当し、病床の逼迫(ひっぱく)度に応じて自動的に上がる仕組みとする。これまで指標に使っていた「ステージ」は参考値とする。ワクチン接種が進んだことで、日々の感染者数よりも病床の埋まり具合に着目する方が適切と判断した。
 県はレベル3で最大確保病床である二千五百床を用意する方針。レベル4は他疾患の患者の治療を諦めるなど「生命倫理に関わる問題」(首藤健治副知事)が発生するとして、確保する病床数を判断できず、国による議論を待つという。
 黒岩祐治知事は「(飲食店などには)度重なる要請に応えてもらい、今は感染状況が落ち着いている。経済のエンジンを回していくが、基本的な対策は続けてほしい」と話した。

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