上尾市長選 候補者の横顔

2021年11月23日 07時40分
 上尾市長選(28日投開票)の立候補者2人の横顔を紹介する。(前田朋子)=届け出順

上尾市長選に立候補した(左から届け出順に)畠山稔、深山孝の両氏

◆畠山稔(はたけやま・みのる)さん(72) 無現<1>
 「クリーンな市」まだ途中

 前市長や元市議会議長の汚職が発覚し、四年前に「不測の事態」で急きょ県議から転身。任期の前半二年は不正を生んだ役所の「風土」改善に取り組んだ。職員や市長を含む特別職の倫理条例を制定し、内部通報制度を刷新。さらなる取り組み中にコロナ禍に見舞われた。「まだ途中。時間をかけてクリーンで不正のない市を」と意欲を示す。
 少子高齢化の中にあって人口はいまだ増加中で、二十三万人を超えた。子育て世代に選ばれる街にと、医療費助成制度の拡充や第三子以降の給食費軽減などを重点施策に挙げる。
 岩手県陸前高田市の農家に生まれた。農作業を手伝う度に母が口にした「社長か政治家になれ」を実践。市長となった今は「責任の重さを感じている」と話す。空手五段で師範も務めるが、多忙で遠ざかっている。好きな言葉は「天無私(てんにわたくしなし)」。

◆深山孝(ふかやま・たかし)さん(65) 無新 自
 自身の強みは「決断力」

 会社員や桶川市商工会の経営指導員などを経て、上尾市議を十八年務めてきた。前市長や元市議長らの汚職など不祥事が相次ぎ、「上尾を愛する者として看過できない」と市長選への立候補を決意。五期目途中で市議を辞して挑戦する。
 現市政について「決断力、実行力が不足する部分がある」と指摘する。新型コロナウイルス感染症への対応で、職員の配置不足や給付金事務に遅れがあったとし、「執行部が真摯(しんし)に職員の声を聞き判断すれば、人的投入もできた」と批判。対照的に自身の強みを「決断力がある。人の話を聞いて自分なりに判断できる」と訴える。
 また、現市政には議会や経済団体との連携不足を感じており「商工費を増やし、特産品の開発で経済を回したい」と目標を掲げる。
 座右の銘は「誠実」。趣味のそば打ちはイベントに招かれるほどの腕前。

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