「中国政府のプロパガンダに加担するな」 国際人権団体がIOC批判 彭帥さんの無事確認を発表で非難

2021年11月23日 10時33分
モニター画面に映る彭帥さんと会話を交わすIOCのバッハ会長=©IOC/Greg Martin

モニター画面に映る彭帥さんと会話を交わすIOCのバッハ会長=©IOC/Greg Martin

 【ニューヨーク共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が、動静が分からなくなっていた中国の女子テニス選手、彭帥ほうすいさんの無事をテレビ電話で確認したと発表したことについて「中国政府のプロパガンダに加担するな」と批判する声明を発表した。
 IOCのバッハ会長は21日、彭さんと30分通話し無事を確認したと発表したが、HRWは、他の関係者が彭さんと連絡が取れない中、通話がどのように設定されたのかを「IOCは説明していない」と指摘。「言論を規制し性的暴行疑惑を無視しようとする中国当局と積極的な協力関係に乗り出した」と非難した。
 中国が彭さん問題で全面的な言論統制を実施し、中国のインターネットでは「彭」や「テニス」といった言葉さえ検索規制対象だとも指摘。IOCに、テレビ電話での中国政府の関与を説明することなどを要求した。
 彭さんは中国最高指導部メンバーだった張高麗ちょうこうれい元副首相から不本意な性的関係を迫られたと告白、その後、動静不明となったが、21日になり北京で開かれたイベントに姿を見せた。

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