嫌われ者 見方変わる? 足立区生物園でゴキブリ展 菌などの運び屋 きれい好き

2021年11月25日 06時46分

さまざまなゴキブリの生態がわかるゴキブリ展=足立区提供

 害虫の中でもひときわ嫌われ者のゴキブリ。そのイメージを払拭(ふっしょく)しようと、足立区生物園(保木間2)で、知られざる生態を紹介する毎年恒例の「ゴキブリ展」が開かれている。「生きた化石」とも言われる体の構造から、意外ときれい好きな一面まで、普段はじっくりと見ることもないゴキブリのことを知ることができる。担当者は「苦手な人も見方が変わるかもしれませんよ」と話す。(西川正志)
 園で飼育しているゴキブリ二十三種類の中から、十三種類を紹介している。「多様性が魅力」と話す同展担当の解説員中村玲子さん(27)は展示方法にも工夫を凝らした。
 俊敏な動きのヤエヤママダラゴキブリと、手で捕まえられるくらい足の遅いオブロンゴノータマダガスカルゴキブリを並べて展示し、体の構造などを比較できるようにした。
 家の中で見られるクロゴキブリやチャバネゴキブリと、海外の森で暮らすギガンテウスメンガタゴキブリには、ニンジンやせんべい、マウスのえさなど本来の生息環境では得られないえさを与えていて、どれをよく食べるかも観察できる。
 全身が緑色の種類や羽に「?」の模様がある種類もいる。数億年前から姿が変わらず「生きた化石」と言われる。自然界では落ち葉や生きものの死骸を分解する重要な役割を担っており、菌などの運び屋という害虫以外の一面も紹介する。
 園の運営会社に入社以来、長らくゴキブリを飼育している中村さんは「最初は害虫のイメージしかなかったけど、今では愛着がある。足先や触角をなめるなど意外ときれい好きなんですよ」と笑う。

生物園オリジナルの「反射で光る!G缶バッジ」=足立区生物園提供

 最近、名を口にするのもいやな人から「G」と略されるが、「反射で光る!Gトートバッグ」や「反射で光る!G缶バッジ」など、かわいらしいオリジナルグッズも販売している。
 来年一月十六日まで。高校生以上三百円、小中学生百五十円。月曜、年末年始休館。問い合わせは、足立区生物園=電03(3884)5577=へ。

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