辺野古の変更申請不承認 沖縄知事「無意味な工事」 国と対立激化、法廷闘争も

2021年11月25日 18時32分
沖縄県の玉城デニー知事

沖縄県の玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は25日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、防衛省沖縄防衛局が埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤に対応するため申請した設計変更を不承認とした。玉城氏は記者会見で「完成の見通しが立たず、事実上、無意味な工事をこれ以上継続することは許されない」と強調。政府は速やかに対抗措置を取るとみられ、法廷闘争に発展する可能性が高い。
 防衛局が軟弱地盤の改良工事に着手するには、公有水面埋立法に基づき、知事から設計変更の承認を得ることが必要になる。玉城氏は変更申請を不承認とすることで、自身が有する権限で移設計画を阻止する策に出た。
 一方、10月末の衆院選では、辺野古を抱える沖縄3区で、玉城氏が支援する移設反対の候補が自民党候補に敗北。玉城氏は来年1月の名護市長選や同年9月の任期満了に伴う知事選を見据え、足元を固める狙いがある。
 軟弱地盤を巡っては防衛局が昨年4月、改良工事のため、県に設計変更を申請。変更が認められれば、運用開始まで少なくとも12年かかり、総工費は約9300億円と想定される。(共同)

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