調布市情報漏えい、市長が謝罪 「極めて不適切な対応」 問題のメールは削除

2021年11月25日 20時23分

記者会見で市職員らによる個人情報漏えいについて釈明する長友貴樹市長=東京都調布市で

 東京外郭環状道路(外環道)工事を巡り、東京都調布市に情報公開請求をした男性(74)の個人情報入り請求書の写しを市職員が国土交通省東京外環国道事務所など3事業者に漏えいしていた問題で、長友貴樹市長は25日の定例記者会見で「極めて不適切な対応を行っていた。市民、関係者に迷惑と心配をかけ、大変申し訳ない」と陳謝した。問題発覚後、市長が公の場で謝罪したのは初めて。
 請求書の写しには男性の個人情報が記され、今年6月から計9回、メールで送信された。長友市長は「対応の誤りに気づかず、同じことが繰り返されてきたのは組織のチェック機能に甘さがあった」と説明。他に不適切な対応がないかの調査終了後、関係者を処分する考えを示した。問題のメールは「サーバーの容量が限られている」との理由で既に削除されたという。
 市職員が送信したメールのコピーには「前回同様、取扱厳重注意でお願いします」との記載があり、請求者の男性は「意図的な横流しではないか」と指摘しているが、長友市長は「組織として何らかの意図をもって対処しようとしたことはない」と否定した。
 問題は先月下旬、男性宅に匿名の差出人から「あなたの個人情報が駄々漏れとなっています」との手紙やメールのコピーなどが届いて発覚。本紙取材を受けて市が調査し、市街づくり事業課の職員2人が、3事業者の各担当課長宛てにメールを送ったことを認めた。(花井勝規)

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