愛知・弥富の中3刺殺 「嫌なこと続き、今の生活どうでもよく」生徒間でトラブルか

2021年11月26日 06時21分
容疑者の少年を乗せ、名古屋地検に向かう警察車両=25日午前7時52分、愛知県蟹江町で

容疑者の少年を乗せ、名古屋地検に向かう警察車両=25日午前7時52分、愛知県蟹江町で

 愛知県弥富市の市立中学校で同校3年の男子生徒が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された同級生の少年(14)が愛知県警の調べに「嫌なことが続き、今の生活がどうでもよくなった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。男子生徒との間でトラブルがあったという趣旨の話もしており、県警は複数の悩みが重なっていた可能性があるとみて、殺害の動機を調べている。
 捜査関係者によると、少年は調べに、学校生活や個人的な問題で悩みが複数あったことをほのめかしている。亡くなった伊藤柚輝ゆずきさん(14)との間のトラブルについては「嫌なことをされた」との趣旨を供述。だが、学校側は具体的な事実を把握しておらず、県警は供述の真偽を慎重に調べる。
 県警は少年の自宅を家宅捜索し、少年の部屋からスマートフォンなどを押収した。解析を進めるとともに、友人や教諭らから事情を聴いて解明を進める方針。
 県警は25日、少年の容疑を殺人に切り替えて送検した。司法解剖の結果、伊藤さんの死因は腹部を刺されたことによる出血性ショックと判明。捜査関係者によると、凶器は刃渡り約20センチの鋭利な柳刃包丁で、刺し傷は肝臓を貫通して背中付近まで達していることも分かった。少年は包丁を「ネットで買った」とも供述しており、県警は強い殺意を持った計画的な犯行とみている。
 県警によると、事件は24日午前8時ごろに校内で発生。捜査関係者によると、少年は始業前の教室から廊下に呼び出して、刺したという。

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