<新型コロナ>休んだ親の賃金全額補償 厚労省が休校支援策

2020年3月3日 02時00分
 新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け全国の小中高校で臨時休校が始まったことに伴い、厚生労働省は二日、子どもの世話をするため仕事を休む保護者の収入を補償する支援策を公表した。独自の有給休暇を設け保護者に取得させた企業に日額上限八千三百三十円の助成金を支給する。近くスタートする。企業にこの助成金を使って正規、非正規を問わず収入を全額補償してもらう考え。
 臨時休校は二日に始まり、休業補償を手厚くすることで、働く全ての保護者に安心して仕事を休んでもらう狙いがある。独自の休暇制度を導入するかどうかは企業に委ねる。日額上限八千三百三十円を超える部分は助成の対象とならないため企業の持ち出しとなる。
 原則開所するよう要請した放課後児童クラブ(学童保育)について、厚労、文部科学両省は二日にも小学校の空き教室の活用を自治体に通知。預かるスペースが過密になるのを防ぐ目的がある。
 助成金は、休校となった小学校や特別支援学校などに通う子どもがいたり、風邪の症状があり感染が疑われる子どもがいたりする従業員が対象。企業が通常の年次有給休暇とは別に、賃金を全額支給する特別な有給休暇を取得させた場合に支給する。二月二十七日~三月三十一日の間に取得した休暇に適用する。中学校以上の子どもは仕事を休んで世話をする必要が低いと判断し、助成の対象外。従業員が週二十時間以上働いて雇用保険に加入している場合、雇用保険の一部を助成金の財源に充てる。短時間労働で雇用保険に入っていない人に関しては国の一般会計から支払う。

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