「都心部・臨海地域地下鉄構想」で大会 中央区民ら400人

2021年11月26日 07時15分

早期実現に向け、気勢を上げる参加者=中央区で

 中央区晴海などの臨海地域を東京駅をはじめとする交通の要衝と結ぶことを目指す「都心部・臨海地域地下鉄構想」の推進大会が二十四日、中央区の銀座ブロッサムホールであった。区民ら四百人が早期実現を目指す方針を確認した。
 地下鉄構想は鉄道駅から離れた晴海地区の不便さ解消のため区が二〇一四年に提案。都や国の計画にも位置付けられ、つくばエクスプレスや羽田空港方面への新路線が望まれるりんかい線との接続を描く。事業化は決まっていないが、今年三月に都が「未来の東京戦略」に必要性を明記。七月に国の交通政策審議会も「検討の深度化」を求めた。
 大会で吉田不曇(うずみ)・中央区副区長は「都が築地の跡地開発の関連でも必要性を指摘し、新線の順位付けが七番目から三番目に上がった」と最近の動きを紹介。新型コロナによる外出控えで経営が苦しい鉄道会社の意欲が低いことや、地価の高い所を通す困難さに触れながらも「皆さんと一緒にくぐり抜けたい」と述べた。
 中央区都市計画審議会長も務める市川宏雄・明治大名誉教授は「地元の熱意はもちろん、日本の未来に役立つと言っていかないといけない」と指摘した。
 大会は中央区や区議会、沿線の町会などでつくる推進協議会が二〇一八年から開き四回目。(井上靖史)

関連キーワード


おすすめ情報

東京の新着

記事一覧