梨のシードル 廃棄分活用でフードロスなし? 船橋の農家など3者が連携し完成

2021年11月26日 07時18分

完成した「梨シードル」を手にする(左から)西田さん、加納さん、ファームコネクトの村瀬雄太さん=船橋市で

 船橋市の特産ナシが病気などで出荷できず、廃棄処分になるのを避けようと、ナシ農家がワイン卸業者などと連携。リンゴなどの発泡酒シードルにちなんだ「梨(ナシ)シードル」を完成させ、クラウドファンディングサイト「マクアケ」に29日まで出品している。(保母哲)
 このシードルを完成させたのは、市内のナシ農家芳蔵園(よしぞうえん)と農園の支援PR団体ファームコネクト、柏市のワイン卸売業アデカの3者。ナシの有効活用を探っていた芳蔵園代表の加納慶太さん(28)と、知人を通して知り合ったアデカ社長の西田隆信さん(57)らが「フードロス削減のために、人気が高まっているシードル造りを」と意気投合した。
 加納さんらは、今夏収穫したものの廃棄予定だったナシの豊水約800キロを6軒の農家とともに集め、専用のシードル機械がある長野県内の醸造所で約700本を完成させた。甘口と辛口の2種類があり、甘口は「ほのかなナシの香りが楽しめる果樹酒」、辛口は「すっきりした酸味のある味わい」という。
 梨シードルは瓶詰めの750ミリリットル。アルコール6%。郵送費などを含め1本4950円。西田さんは「ナシだけを搾って造ったシードルは日本初では」と話し、加納さんらとともに「年末などのお祝い事に、ぜひ味わってほしい」と呼び掛けている。

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