<くらしの中から考える>選挙(みんなの声)

2021年11月26日 10時35分
 若者の投票率はなぜ低い? 選挙をテーマにした五日の記事には、読者の子どもたちからさまざまな意見が寄せられました。政治や選挙の意義をあらためて考えたり、投票に行く人を増やすためのアイデアを提案したりした人も。その中から一部を紹介します。
 岐阜県瑞浪市陶小学校五年の長谷川友里さん(11)は記事を読み、「政治の力はとても強い」と感じたという。身近な例として消費税を挙げ、なくなれば「百円ショップの品が百円ぴったりに」なっていい半面、一部を税金で賄う年金が減って「困る人がたくさん出る」と考えた。
 若者の投票率が低い理由を「自分の一票で政治が変わると感じることが少ない」と指摘したのは愛知県岡崎市東海中学校三年の加藤実愛さん(14)。「学校の生徒会選挙は公約が実現されることが多いが、国政選挙はどうでしょうか」と政治の実行力に疑問を投げ掛けた。

◆将来困るのは若者

 投票率を高めるために、同県豊田市挙母小学校六年の鈴木志歩さん(11)は「投票したら抽選でお食事券などを配布する」ことを提案。新型コロナワクチンの接種を呼び掛けるキャンペーンのように、プレゼントで投票への意識を高められると記した。
 衆院選の投票率が「もっと高くあってほしい」と書いたのは同県知立市知立南中学校三年の楠朋也さん(15)。「一部の人の投票で今後の政治が決まったら、投票していない十代、二十代にとって困ることになるかもしれない」と投票の大切さを説いた。
 スマホなどを利用した「ネット投票」を求める声も多かった。名古屋市緑区鳴子台中学校三年の加藤幹人さん(15)は「大学進学などで住居を変えると地元で投票しにくい。遠方からの投票を手軽にして投票率を上げられる」。同学年の山田侑来さん(14)は、他人になりすます不正を防ぐため、個人ごとにパスワードを設定する対策を考えた。

◆子どもの声示すべきだ

 「将来必ず選挙に行く」と決意を込めたのは岡崎市東海中三年の上田渓介さん(15)だ。選挙権を「政治に対する不満を言う権利」と捉えて「政治を変えてくれる人を選ぶことが選挙。大人になったときに住みやすい国なのか、自分の代わりになってくれる人を選びたい」とつづった。
 名古屋市昭和区の名古屋大教育学部付属中学校一年、中山百世さん(13)は「未来の社会をつくる若者の考えは政治の大切なヒントになる」と、小中高生の意見も社会に示すべきだと主張。選挙の立候補者が子ども向けに考えを話す動画を配信し、学校の授業などで投票した結果を公表することを提案した。

◆身近なことに結び付けて

 前回の記事で取材した政治家は「好奇心は必ず政治に結び付く」と話していました。例えば部活動。政治で教育を重視すると決めれば、顧問の先生が増えるかもしれません。
 政治や選挙は日々の生活を良くするためにあります。興味があることや好きなことが政治とどう関わっているか考えてみると、選挙もより身近に感じられるかもしれません。 (海老名徳馬)
 ※5日の紙面は「生活部コラボ企画」から「今月のテーマ」で、ご覧になれます。

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