鴨川メガソーラー建設 事業者、3回目の休止届 千葉県許可から3年「未着手」

2021年11月27日 07時14分

メガソーラー建設地近くに事業者が運び込んだ資材。現在は別の場所に移されている=昨年9月、鴨川市で

 鴨川市池田の山林に大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画している事業者が、施工業者が決まらないことを理由に、今月一日から来年三月三十一日までを期間とする林地開発行為休止届を県に提出したことが分かった。着工の延期は三回目。県と鴨川市が明らかにした。二〇一九年四月に県が開発を許可してからほぼ三年、事業が停止する異例の事態となっている。(山田雄一郎)
 事業者名はAS鴨川ソーラーパワー合同会社(東京都千代田区)だが、県や鴨川市との実際の交渉は地権者でもある太陽光発電業者「A−スタイル」(埼玉県川口市)が窓口となって行われている。
 県などによると、休止届は過去二回提出され、期間は五月一日〜十月三十一日の半年に及んだ。事業者側は施工業者の選定や計画の見直しに時間を要することを理由に挙げていた。三回目の休止届は十月二十九日に出された。いったんは施工業者を決定したが、施工方法・工程で折り合いがつかず、改めて業者を選定し直すことになったという。
 県は一九年四月下旬、今年四月三十日までを計画期間とする開発許可を出したが、着手の見通しが立たないことから、事業者に対し廃止や中止を含め計画を見直すよう指導している。
 県森林課は「通常、事業者はなるべく早く開発するという前提で事業計画をまとめるものなので、林地開発の許可を受けてから約三年間、未着手というのはあまりないケース。事業者には逐次報告を求めたい」としている。
 問題の計画は、森林伐採面積百四十六ヘクタールで東京ドームの三十一個分。森林開発型のメガソーラーとしては国内有数の規模を誇る。地元住民らが「環境破壊を招く」として反対運動を続けている。

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