<FUJI'S>夢へ一直線

2021年11月29日 07時58分
 大学時代、就職活動はしなかった。「NGO・ペシャワール会の中村哲さんと働く」。ただそう決めていたから。働ける保証はなかったのにだ。
 卒業後、会が運営する病院があるパキスタンへ留学。滞在中に会の関係者に接触して思いを伝え、働かせてもらう計画だった。
 病院を訪れた際、中村さんはいなかったが、別の職員に思いを話した。後日、中村さんから「今すぐ来られるなら来て。来られないなら必要ない」と返事があった。迷いはなく、大学をすぐに辞め、活動地のアフガニスタンへ向かった。
 十月、プロサッカー選手を目指す大学生を磐田市で取材した。九月に練習場で偶然出会ったネパール人プロ選手に「ネパールでプロを目指さないか」と誘われ、この学生は十月に現地へ。夢へ一直線に進む姿に過去の自分を重ねた。(熱海通信局・山中正義)

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