教えて!サッコ先生 性教育の悩みに答えます 「東京すくすく」祝3歳 オンライン講座

2021年11月29日 09時53分

オンライン講座を紹介する動画のサムネイル

 本紙の子育てサイト「東京すくすく」は、9月で3歳になりました。開設3周年を記念し、子育て層に関心の高い三つのテーマを深掘りするオンライン講座を企画。第1弾は「性教育」をテーマに、読者の皆さんから募った質問を専門家にぶつけました。
 「教えて! サッコ先生 性教育10の悩みに答えます」と題した講座に登場してくれたのは、子どもたちへの性教育に取り組むサッコ先生こと、産婦人科医高橋幸子さん。紙面でも、全世代で共有したい3つの質問とアドバイスを紹介します。

◆「赤ちゃん来ないの?」と聞かれ

<Q> 子どもに「どうしてうちには赤ちゃんが来ないの?」と聞かれ困りました。
<A> 子どもを何人持ちたいかというのは、家族で決めることができるんだよ、と小さい子であっても伝えるのがいいと思います。ただ、予定通りはいかないこともあるから、そのときはまた相談するんだよと。
 「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」といいますが、女性が子どもを持つか持たないか、何人持つか、自分の望みをかなえられることが大切。こうした話題が出たら、最初からそのことも伝えてほしいです。

◆お風呂に血が!

<Q> 生理中の中学生の娘のお風呂のあとに入った小学生の弟が「血がついてる!」と騒ぐことが。娘の生理を男兄弟や父親にうまく伝えるには?
<A> まず娘さんにはお風呂やトイレから出るときには周りを見渡して出る習慣をつけるよう声掛けしましょう。そもそも月経は隠すものではありません。ただ、月経の現象をみんなで学ぶのはOKでも、娘さんが自分のことをみんなに知られることをどう感じるか、は別問題ですよね。
 でも、初経が来て間もない女の子がいる時期は、家族全員が月経について知るチャンス。「お姉ちゃんは大人の女性に向かって順調に月経がきたよ。つらかったり、眠かったりもするからサポートしてあげようね」と共有するいい機会です。経血で椅子を汚したりしてパパのサポートが必要なこともあるかもしれません。月経が始まったら、パパにも知っておいてもらうほうがいいでしょう。

◆TVで不快シーン

<Q> 高学年の息子といるときに、テレビからあまり気持ちのいい描写ではない性交シーンが流れてきました。
<A> 性暴力などいい描写でないと感じるときは、「これはいい触れ合いではないと思うな」ということを目を見て言えなくても、つぶやくだけでもいいと思います。私の講座ではまず、性には「生殖の性」と「コミュニケーションとしての性」、そして「暴力・搾取の性」の「三つの性」があるよ、みんなには三つ目には巻き込まれないでほしい、と伝えます。家庭でもぜひそんなふうに伝えてみては。
10の質問すべてはこちらで読めます
<高橋幸子(たかはし・さちこ)> 埼玉医科大の思春期外来などで診察にあたるかたわら、全国の学校などで年間120回以上講演。著書に『サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』(リトルモア)。

■東京すくすくオンライン講座・今後のご案内

オンライン講座の収録をする(左から)今川綾音編集長、小林由比記者、産婦人科医の高橋幸子先生=背景の黒板は合成

 第2弾「産後クライシス」(2022年春公開予定)
 第3弾「教育虐待」(同年夏公開予定)
 文・小林由比、今川綾音/写真・池田まみ
 ◆紙面へのご意見、ご要望は「t-hatsu@tokyo-np.co.jp」へ。

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