オミクロン株、中国は封じ込めに自信 行動制限など「ゼロコロナ」を継続

2021年11月29日 20時54分
29日、北京市内でマスクを身に着けて下校する生徒ら=AP

29日、北京市内でマスクを身に着けて下校する生徒ら=AP

 【北京=中沢穣】オミクロン株を巡り、中国外務省の汪文斌副報道局長は29日の定例記者会見で「新型コロナ発生以来、中国は入国者に必要な科学的防疫措置をとり、常に調整している」と述べた。中国は徹底した行動制限などで感染封じ込めを図る「ゼロコロナ政策」を続ける方針で、状況次第では入国制限などをさらに強めるとみられる。
 香港とマカオを除く中国大陸ではオミクロン株は確認されていない。一方香港当局は29日、香港で3人目のオミクロン株感染が確認されたと発表した。
 オミクロン株対策のため世界各国が防疫措置を強化しているのを受け、中国当局は警戒を呼び掛けるとともに、「中国のゼロコロナ政策を堅持すれば防げる」(中国疾病予防コントロールセンターの呉尊友首席専門家)と自信を深めている。中国紙、環球時報の社説は「オミクロン株の侵入を防ぐ能力が最もあるのは中国だ」と自賛した。また中国の政策が正当に評価されていないとして「一つ一つの現実が西側の政治屋に、中国の防疫措置の成果が歴史に輝くであろうと教える」と主張した。
 一方、「オミクロン」の名前が、ギリシャ文字のアルファベットで本来の順番である「クサイ」を飛ばして命名されたことは中国でほとんど報じられていない。「クサイ」の英語表記は、習近平国家主席の姓「習」の英語表記と同じ「xi」であるため、世界保健機関(WHO)が配慮したとみられている。

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