「目黒のさんま」創作落語 最優秀賞に杉並の松林さん 目黒区が決勝6作品の動画公開

2021年11月30日 07時16分

決勝で演目「さんまになりたい」を披露する「麹家と太郎」さん=目黒区提供

 「さんまは目黒に限る」の落ちで知られる古典落語「目黒のさんま」。舞台である目黒区で、サンマなどにちなんだ創作落語のコンテストがあり、杉並区の会社員で「麹(こうじ)家と太郎」こと松林太郎さん(32)が最優秀賞に輝いた。
 松林さんの演目「さんまになりたい」は、「生まれ変わったらサンマになりたい」と思うほどサンマ好きな若者「野村」が、ある日、本当にサンマに生まれ変わる物語。人間の時の知識を生かして漁網をかいくぐるが捕まってしまう。生死をつかさどる「神」との掛け合いが笑いを誘う。
 松林さんは五年前、友人に誘われた寄席で初めて鑑賞した落語に魅了され、翌年、落語塾に飛び込んだ。当初は古典を演じていたが、差別化を図ろうと創作を始めた。今作が九作目で「初の優勝経験。非常にうれしい」と笑顔で話す。
 コンテストは恒例の「目黒のさんま祭」の二十五周年記念事業として祭りの実行委員会などが開催。「目黒」か「サンマ」をテーマに募り、各地から四十七作品が集まった。各人がユーチューブに作品をあげ、選ばれた六人が区内のホールで決勝に臨み、審査が行われた。審査員特別賞には俺亭きらりさんの「目黒のサンバ」が選ばれた。
 松林さんらの六作品は目黒区の公式ユーチューブチャンネルで見られる。(山下葉月)

関連キーワード


おすすめ情報

東京の新着

記事一覧