横断歩道、7割が一時停止せず 昨年より悪化 全国平均を5・1ポイント下回る 8月の平日JAF調査

2021年11月30日 07時32分

横断歩道での歩行者保護を徹底する「ゼブラ・ストップ活動」の啓発用チラシ

 千葉県内の信号機のない横断歩道で、渡ろうとする歩行者がいるのに止まらない車の運転手が74・5%に上り、昨年より悪化したことが、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)の調査で分かった。横断歩道上の事故も相次いでおり、県警は「横断歩道前で止まるのは義務だと認識し、交通ルールを守ってほしい」と呼び掛ける。(鈴木みのり、加藤豊大)
 道交法によると、歩行者がいる横断歩道の手前で一時停止しなかった場合、大型車で一万二千円、普通車では九千円の反則金が科せられる。
 調査は各都道府県ごとに、片側一車線の信号機のない横断歩道二カ所で八月十一〜三十日の平日に実施した。県内で横断歩道の手前で一時停止する車の割合は25・5%。昨年より1・2ポイント悪化し、全国平均を5・1ポイント下回った。一位は長野県の85・2%で、最下位は岡山県の10・3%。埼玉、千葉、東京、神奈川の一都三県はいずれも30%を下回る低水準だった。
 JAFが全国の運転手を対象に二〇一七年に実施した調査では、歩行者がいる信号機のない横断歩道で止まらない理由について、44・9%の運転手が「自分の車が停止しても対向車が停止せず危ないから」と回答。41・1%が「後続から車が来ておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから」と答えた。
 信号機のない横断歩道上での事故も絶えない。県警によると、今年は十月末時点で百六十一件発生し、五人が死亡。歩行者が車と衝突する事例が多いという。
 県警は一四年から運転手に横断歩道での事故防止を呼び掛ける「ゼブラ・ストップ活動」を実施。交通総務課の担当者は「県や関係機関と連携し、歩行者の保護へ取り締まりと啓発を進めていきたい」と話している。

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