児童の文字で橋名板 台風被害で架け替え 「久保田橋」に設置へ 県、永野小に作成依頼

2021年11月30日 07時44分

新しい橋名板と自ら書いた文字を見せる児童たち=鹿沼市で

 鹿沼市上永野の永野小学校の児童が書いた文字で作った久保田橋の「橋名板」が完成した。通学にも利用される久保田橋は二〇一九年の東日本台風で被災し、県による架け替え工事が進む。土木工事や災害復旧への関心を高めるため、県が児童たちに文字の作成を依頼した。(小川直人)
 久保田橋は永野川の増水で中央の橋脚が傾くなどして渡れなくなった。新たな橋は全長約三十二メートルで、橋脚がなく水害に強い。幅も五・五メートルから七メートルに広がる。事業費は約二億円。来年一月中に開通する予定で、利用開始の直前に橋のたもとに橋名板が設置される。
 橋名板はブロンズ製で四枚あり、大きいもので縦十五センチ、横六十三センチ。文字は児童たちが夏休みに筆で書いた。いずれも六年の大島瑞生さんが「久保田橋」、斉藤優衣さんが「ながのかわ」、古橋菜月さんが「永野川」、五年の田村友乙(ともたか)君が「くぼたはし」を担当した。
 小学校であったお披露目の会で橋の施工事業者のはからいにより、それぞれの橋名板のミニチュアがプレゼントされた。同じ素材でずっしり重く、文鎮などとして利用できるという。
 真新しい橋名板を見た大島さんは「文字がそのままですごい。設置されるのが楽しみ」と話した。斉藤さんも「ミニチュアをもらえるなんてびっくり」と笑顔を見せた。県鹿沼土木事務所の担当者は「世界に一つしかない橋名板。橋もミニチュアも大事に使って」と話していた。

関連キーワード


おすすめ情報

栃木の新着

記事一覧