イラン核合意の再建協議、5カ月ぶり再開 反米保守強硬の政権下で初

2021年11月30日 10時50分
【カイロ=蜘手美鶴】イラン核合意の再建に向けた英仏独中ロとイランの協議が29日、ウィーンで再開した。5カ月ぶりの開催で、8月に発足した反米保守強硬のライシ政権下では初となる。AFP通信などが伝えた。
 初日は当事国間で次官級の合同委員会が開かれ、2時間ほど続いた。今後は当事国と欧州連合(EU)が米イラン間をつなぎ、双方の意見を伝達していく。
 初日を終え、協議を取りまとめるEU欧州対外活動庁のモラ事務局次長は「非常に前向きだった」と述べ、イラン交渉代表のバゲリ外務次官は「絶対的な優先事項として制裁解除を求めた」と述べた。
 再建協議ではイランの核開発制限と、米国の合意復帰を目指す。ただ、イラン側は米国が2018年に合意離脱後に再開させた全制裁の解除を、米側はイランに核開発制限や弾道ミサイルの開発停止などを求めており、協議は難航と長期化が予想される。

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