立憲民主党新代表に泉健太氏 「国民の目線で、国民中心の政治をしていく」 逢坂氏との決選投票を制す

2021年11月30日 15時16分
 立憲民主党の新代表を選出するための臨時党大会が30日午後、東京都内のホテルで行われ、泉健太政調会長(47)が逢坂誠二元首相補佐官(62)との決選投票を制し、新代表に選出された。
 
 新代表としてのあいさつに立った泉氏は「国民のために働く政党として、そしてこの日本の未来を明るくする政党として、そしておかしな政治は許さない、国民の目線で、国民中心の政治をしていく政党として、困っている方に寄り添い、皆さまのために働く政党として、これから全員の力で歩んでいきたい」と決意を語った。
  決選投票の結果は、逢坂氏が128ポイント、泉氏が205ポイントだった。内訳は国会議員票が逢坂氏が56票(112ポイント)、泉氏が84票(168ポイント)。公認予定者投票は、逢坂氏が4票(4ポイント)、泉氏が2票(2ポイント)。都道府県連代表者票は逢坂氏が12票(12ポイント)、泉氏が35票(35ポイント)だった。
 泉健太氏は北海道出身。1998年に立命館大法学部を卒業し、福山哲郎参院議員の秘書になった。2000年の衆院選では京都3区から当時の民主党公認で立候補し、落選したが、次の03年の衆院選では29歳で初当選し、当選8回を重ねた。
 民主党政権では内閣府政務官を務め、災害や自殺、少子化対策などを担当。17年に希望の党、18年に旧国民民主党の所属となった。20年に旧国民民主党の一部と旧立憲民主党とが合流した際に行われた新たな立憲民主党の代表選では、枝野幸男前代表と一騎打ちとなった。当時から周辺は「野党の次世代を背負うエース」と語っていた。
 泉、逢坂両氏のほか、小川淳也元総務政務官(50)と西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の計4氏が代表選を戦った。

◆1回目投票は接戦に

 1回目の投票結果では過半数を獲得した候補がおらず、1位だった泉氏と2位の逢坂氏の決選投票に進んだ。
 
 1回目の投票結果は1位が泉氏で合計189ポイント、2位は逢坂氏で合計148ポイント、3位は小川氏で合計133ポイント、4位が西村氏で合計102ポイントだった。
 1回目の投票結果の内訳では、国会議員らの投票は逢坂氏が62ポイント、小川氏が72ポイント、泉氏が96ポイント、西村氏が56ポイントで、泉氏がトップだった。
 地方議員による投票の結果は、逢坂氏48ポイント、小川氏27ポイント、泉氏46ポイント、西村氏22ポイントで、逢坂氏が僅差で首位だった。党員らによる投票の結果は、逢坂氏38ポイント、小川氏34ポイント、泉氏47ポイント、西村氏24ポイントで、泉氏が頭一つ抜け出した。

 
 代表選は、党所属の衆参両院の国会議員140人と来夏の参院選の公認候補予定者6人、党籍のある地方議員約1270人、年間2000〜4000円の党費を払っている党員・協力党員の約10万人が投票する「フルスペック」で実施。
 国会議員は1人2ポイント、公認予定者は1人1ポイントを持ち、計286ポイント。地方議員と党員らはそれぞれ143ポイントを持ち、得票数に応じてドント方式で比例配分。総計572ポイントの過半数を取った候補が当選する。
 誰も過半数が取れなかった場合は、上位2人で決選投票を実施。国会議員と公認予定者(計286ポイント)に加え、都道府県連の代表者が1人1ポイント(計47ポイント)を投票し、計333ポイントで争う。
 党員らが参加した代表選は昨年9月の党結成後初めて。衆院選敗北で引責辞任した枝野幸男前代表の後任を選ぶため、11月19日に告示された。

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