青梅沿線まるごとホテル計画 地域活性化 JR東など会社設立へ 23年スタート目指す

2021年12月1日 06時51分

記者会見するJR東八王子支社の内田英志支社長(左)とさとゆめの嶋田俊平社長=八王子市で

 無人駅でチェックインして古民家で泊まる。JR青梅線の沿線全体を宿泊施設に見立てた「沿線まるごとホテル」が計画されている。地域活性化支援のコンサル会社「さとゆめ」と、JR東日本が新たな観光ビジネスを展開しようと「沿線まるごと株式会社」を設立すると発表した。二〇二三年の事業スタートを目指している。(布施谷航)
 無人駅の鳩ノ巣駅(奥多摩町)をホテルのフロントに改修するほか、観光拠点や新会社の事務施設とする。宿泊できる古民家は、来年度中に整備する。接客には沿線住民も加わり、地域の食材を生かしたコースメニューを提供する計画だ。

観光拠点として整備される鳩ノ巣駅

 両社は二〜四月、実証実験として無人駅の白丸駅(同町)でチェックインし、山梨県小菅村の古民家ホテルで宿泊するプランを企画した。一泊二万九千七百円、一日二組限定で募集し、完売を果たした。
 十二月上旬に設立予定の新会社は宿泊事業のほか、地域観光、地産品販売などを手掛け、四〇年までに、JR東管内の三十地域以上での事業創出を目指す。記者会見したJR東八王子支社の内田英志支社長は「地域にある宝を掘り出していきたい」。さとゆめの嶋田俊平社長は「ローカル線や地域の課題解決に向けて全国に通用するモデルを発信したい」と意気込んだ。

沿線まるごとホテルのイメージ(いずれもJR東八王子支社提供)


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