フラガール小野寺穂里さん、ハワイアンズのソロダンサーに昇格 川崎出身者で初

2021年12月1日 07時04分

ソロデビューのステージで踊る小野寺穂里さん=福島県いわき市で(スパリゾートハワイアンズ提供)

 温泉施設スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のソロダンサーに、川崎市宮前区出身の小野寺穂里(みのり)さんが新たに選ばれた。ハワイアンネームはハワイ語で「澄みきった」を意味する「マーラエ穂里」。川崎育ちのフラガールは「名前に負けない澄んだ心を持ち、ステージで凜(りん)とした花を咲かせたい」と決意を語った。(山本哲正)
 ソロデビューを果たした二十七日夜、白と赤のタヒチアン衣装で登場した小野寺さん。スポットライトを一身に浴び、力強いダンスを披露すると、会場は拍手に沸いた。
 小野寺さんは、ダンスを習い始めた小学五年生の頃、映画「フラガール」で蒼井優さん演じる主人公の緩急のついた踊りと表情に感動し、フラガールを目指したという。

映画を見て「フラガール」に憧れたころ、踊る小野寺さん=小野寺博久さん提供

 二〇一一年の東日本大震災でフラガールが被災地を巡った姿には「それまで踊って楽しければよかったのが、踊ることで少しでも元気づけられるようになりたいと思うようになった」。
 高卒で一四年にフラガールデビューを果たした当初、評価の低さに悩んだ時期もあったが、高めの身長を生かした表現力を身に付け、壁を乗り越えた。
 二〇年四月からはチームのサブキャプテンでまとめ役に。コロナ禍では休館などがあって自身も先の見えない不安に包まれたが、初心を貫き「少しでも多くの人に癒やしを」と練習を重ねて精進。一九六六年の開園以来、七十四人目となるソロダンサーに昇格した。川崎出身としては初めてという。
 デビューステージには両親の博久さん(60)、佳織さん(55)も駆けつけた。実は二人とも、高校時代に学業成績の良かった小野寺さんが進学するものと思っていたため、当初は反対したという。しかし舞台で生き生きと踊る姿を見てからは応援に回った。「この日が来るまでよく頑張った」と口をそろえた。
 小野寺さんは「新たなスタート。ソロとしてステージに花を添え、サブキャプテンとしても前向きなチームをつくっていきたい」と語った。

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