親子でお正月の準備 伝統と風習 気軽に体験

2021年12月1日 07時19分

できあがったお重と寅の干支飾り。エビの姿煮や黒豆煮など縁起のいい食材が入る

 今日から師走。新しい年を迎える準備を始めたい。一人で忙しく準備するのではなく、子どもと一緒に楽しくできたら。
 工芸品などを扱う1716(享保元)年創業の老舗、中川政七商店(奈良市)が新発売する「親子で楽しむ お重とおせち」と昨年から販売の人気シリーズ「季節のしつらい便 お正月 寅(とら)」を一足先に体験した。
 「お重とおせち」は白木のお重とおせちのセット。江戸時代から伝わる型絵の技法を使い、松竹梅などの文様をお重に描く。付属の冊子で日本の風習を学びながら、オリジナルのお重に料理を詰める体験ができる。
 小学生の娘と一緒に楽しんだ。まず、付属の「型絵シート」の文様を切り抜き、紙型を作る。「したがきシート」には完成図の下描きをする。松竹梅、扇、瓢箪(ひょうたん)の型を使い、娘が作った消しゴムはんこのだるまも使った。重箱の面に型を置き、色鉛筆で型の内側を塗り、下描きの通りに絵付けしていく。富士山を描いたり、縁起のいい文様をたくさん入れて、にぎやかなお重ができあがった。「お重の段をまたいで絵を描くと、一体感が出てきれいに描けます」と同社広報の佐藤菜摘さん。
 おせちは「イシイのおべんとクン ミートボール」でおなじみの石井食品が手掛けた。料理は10種で国産・無添加調理。「風習を残したいという思いが同じ石井食品と、気軽にお正月の風習が楽しめる商品を作りました」(佐藤さん)。昆布巻きなど料理に込められた意味も学べ、盛り付けも楽しく、おいしかった。お重は内側を軽く洗って、道具箱などに再利用できる。
 「季節のしつらい便」の寅は無地の瀬戸焼で、絵付けが楽しめる。娘が絵の具で描いた。2時間ほどで、味のある干支(えと)飾りができた。お正月が楽しみだ。 (宇田川雅子)

絵付けの手順に従い、白無地の寅に彩色する

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「親子で楽しむ お重とおせち」(1万800円+送料1100円)はオンラインショップ限定販売。到着は26〜28日ごろ。「季節のしつらい便 お正月 寅」(3850円)。(問)中川政七商店公式サイトで。

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