金魚、生き生き 深堀隆介展、きょう開幕

2021年12月2日 06時59分

2日に東京都台東区の上野の森美術館で現代美術家・深堀隆介さんの個展「金魚鉢、地球鉢。」(東京新聞など主催)が開幕するのを前に、1日、報道向け内覧会が開かれた=由木直子撮影

 金魚をテーマにした創作活動で知られる現代美術家・深堀隆介さん(48)の個展「金魚鉢、地球鉢。」(東京新聞など主催)が二日、東京都台東区の上野の森美術館で開幕する。独自の技法で表現した立体作品や絵画約三百点が並ぶ。来年一月三十一日まで。
 深堀さんの作品は、器などに流し込んだ透明樹脂の表面に、アクリル絵の具で絵を描く作業を何度も繰り返し、立体的に見せる技法が特徴。上から見ると今にも動きだしそうな金魚が浮かび上がり、透けるように薄いひれや底に映る金魚の影も緻密に再現する。
 一日に報道向け内覧会があり、深堀さんは大きなキャンバスに即興で絵を仕上げる「ライブペインティング」を披露した。リクエストに応じて描いた動物などのイラストの上に複数の色を塗り重ねるうち、元の絵に代わって立体的な金魚が出現。はけで朱色の尾ひれを大胆に描き、躍動感のある作品に仕上げた。作品は会場内で展示する。

即興で仕上げたライブペインティングで描いた金魚の絵の前でポーズをとる深堀隆介さん=1日、東京都台東区の上野の森美術館で

 金魚を描いて二十年となる深堀さんは、都内の美術館での個展は初めて。「見てくれる皆さんのパワー、勇気になれば」と思いを込めた。
 観覧料一般千六百円、高大生千三百円、小中学生八百円。休館日は三十一日と来年一月一日。問い合わせは、ハローダイヤル=050(5541)8600=へ。 (太田理英子)

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