「桜」資料8カ月出さず 内閣府、招待者内訳巡り

2020年1月31日 02時00分
 内閣府が、首相主催の「桜を見る会」招待者数の内訳を記した資料の存在を昨年五月時点で把握していたのに、今年一月まで約八カ月間も国会や菅義偉官房長官に報告していなかったことが分かった。関係者が明らかにした。桜を見る会を巡って招待者数の肥大化が国会で問題視されていたにもかかわらず隠していた形。「公文書の隠蔽(いんぺい)」として批判が強まるのは必至だ。
 桜を見る会の招待者名簿を巡り、内閣府は廃棄済みとしている。長期間の「資料隠し」という新たな事実が判明したことで、野党は再調査を改めて迫る方針だ。
 内訳資料は、二〇一四~一九年の招待者に関し「各界功績者(総理大臣等)」「各界功績者(各省庁)」など区分ごとに人数を記したもの。一八年の各界功績者(総理大臣等)として招かれた人数が、七千五百九十五人だった一七年から九千四百九十四人に急増した実態が分かる内容だ。野党は内閣府対応について「安倍晋三首相の招待者が膨れ上がっていることを表に出したくなかったためだ」と指摘する。
 内閣府が内訳資料を出したのは、一月二十一日の参院予算委員会理事懇談会の場。内閣府の担当者は野党追及本部で、これまで提出しなかった理由について「野党側が求める文書には当たらないと判断した」と釈明した。

関連キーワード


おすすめ情報