編集局 政治部 市川千晴「超党派・古古(ふるふる)コンビ、古川元久・古川禎久衆院議員の挑戦」

2021年12月8日 09時30分
 政党や派閥の動きに注目の集まる国会だが、時に政治家個人の協力が大きなうねりを作り出すことがある。
国民民主党の古川元久国対委員長と自民党の古川禎久法相が作る「超党派・古古コンビ」がそれだ。同じ年で名前が一文字違いの2人は、東大の入試で隣同士になって以来の仲。立場は与野党異なるが、理念を共有した2人が主導し昨年11月に、地球温暖化の克服に向けた「気候非常事態宣言」の決議を衆参両院で全会一致で採択した。
 今年8月にはコンビ初の寄稿を新聞社のWEBサイトに出し先日、「シンデミック」をテーマに第二弾を発表した。新型コロナウイルス禍は、資本主義の暴走の果てに気候変動が起き、コロナが出現、社会的弱者を直撃し世の中の矛盾を浮き彫りにしたと指摘する。
 
 興味深いのが「蜘蛛の糸」を題材に、恵まれた国民だけが助かろうとすると、糸は切れてしまう、と述べ、食の貧困や格差、環境問題まで地球はすべてはつながっていることを指摘した点だ。分断された社会の再構築を求める動きは世界にもある。二人の挑戦が大きなうねりとなるよう期待を込めて、注目し続けたい。

※執筆記者の所属は2021年11月24日時点のものです。

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