事務所推薦者の調査せず 首相、桜招待客増は「反省」

2020年1月29日 16時00分
 安倍晋三首相は二十九日午前の参院予算委員会で、首相主催の「桜を見る会」を巡り、自身の議員事務所による推薦者の調査を拒否した。「個人情報に関わることで、誰を推薦し、招待したかは申し上げられない。そうしたことを行う考え方はない」と述べた。招待基準に関しては「あいまいだったから人数が膨れたことを反省している」と答弁した。
 桜を見る会の飲食物提供業務を請け負ってきた「ジェーシー・コムサ」(東京)について、役員が昭恵夫人の旧友だと認めた上で「私自身もよく知っている」と言及。友人関係が請け負いに影響したとの指摘には「一切依頼を受けたことはない」と否定した。
 立憲民主党の蓮舫参院幹事長が首相の事務所の推薦者について、内閣府がチェックしたかを質問したのに対し「基準に合っているかは内閣府で取りまとめを行う際にチェックしている」と回答。安倍政権で招待客が増加し、政府が計上した予算額を上回る支出が続いたことには「予算と支出の乖離(かいり)が拡大していたことは、望ましいものではなかった」と釈明した。
 招待客名簿の有無の再調査に関しては、菅義偉(すがよしひで)官房長官は「何回も調べさせているが、ないことが明快なので調査をしない」と実施を否定。名簿の電子データ廃棄に関するログ(記録)についても「調べることは必要ない」と語った。 (大杉はるか)

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