愛媛・内子座 こども狂言くらぶ 27日に東京初公演

2021年12月3日 07時17分

東京初公演を控える「内子こども狂言くらぶ」=愛媛県内子町の内子座で(町提供)

 一九一六(大正五)年に創建された国の重要文化財の芝居小屋「内子座(うちこざ)」(愛媛県内子町)で活動する「内子こども狂言くらぶ」が二十七日、東京・池袋のあうるすぽっと(舞台芸術交流センター)で公演する。都内での公演は初めて。
 「上演するのは内子座のために作られた演目なので、東京の皆さんに内子座の雰囲気を楽しんでもらえれば」と内子町の林慎一郎上級専門員はPR。子どもたちの熱演に注目だ。
 公演では、小学五年〜高校二年の十人が二曲を披露する。このうち「かみあそび」は、子どもたちを指導している京都の大蔵流狂言師、茂山千三郎(57)の書き下ろし。町特産の大洲(おおず)和紙の「紙」と、道後温泉(松山市)ゆかりの少彦名神(すくなひこなのかみ)の「神」をかけた演目で、大洲和紙の衣装も登場する。
 千三郎に加えて、会場のある豊島区を拠点にする和泉流狂言師、野村万蔵(55)も出演する。演目は千三郎が「棒縛り」、万蔵は「口真似(まね)」。
 くらぶは内子座創建百周年に当たり、町が「狂言を町のシンボルに」との思いで創設した。千三郎の下で稽古を続けるため、進学先に京都を選ぶ高校生もいるなど、新たな展開も出てきた。終演後には、くらぶの活動を撮影したドキュメンタリー映画の無料上映を予定する。
 公演「東西狂言inとしま2021」は、午後二時半開演。一般五千円、豊島区民(在勤、在学含む)四千円。としまチケットセンター=(電)0570・056777。 (谷岡聖史)

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