<新型コロナ>埼玉県が「第6波」に備えた病床計画を発表 272床増の2176床確保

2021年12月3日 07時47分
 埼玉県は二日、新型コロナウイルスの感染「第六波」に備えた病床計画を発表した。今夏の第五波を上回る感染者や入院患者が発生すると見込み、最大二千百七十六床のコロナ病床を用意する。対応する医療従事者も確保できる見通しという。
 県は第六波での一日当たりの新規感染者数を最大二千三百三十八人、入院患者数を最大千八百五十人と試算。病床の稼働率を85%とし、二千百七十六床(重症用二百四十床)が必要と見積もった。これまでは千九百四床が最大だった。
 新たに増やす二百七十二床のうち、百四十二床は五十二の医療機関から確保した。五医療機関は県の協力依頼に応じて初めて病床を提供した。残りの百三十床はホテルを臨時の医療施設として活用し、医療従事者を派遣して対応する。
 無症状・軽症者が入る宿泊療養施設も現在の十四施設千九百二十五室から、感染急増時は約二十施設の二千五百二十三室に拡大。入院先が決まらない患者が待機して酸素吸入する「酸素ステーション」も四カ所に整備する。
 また、第六波での自宅療養者数(調整中も含む)を一万九千七百三人と試算。第五波で保健所などの健康観察業務が滞った反省から、感染状況に応じて看護師や事務職員を外部から保健所に派遣し、陽性判明から翌日までには患者と連絡が取れる体制を整える。
 新たな変異株「オミクロン株」の流行も懸念される中、大野元裕知事は会見で「第六波がどうなるか分からない中で余裕を持つことが必要だ」と述べた。(近藤統義)

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