オミクロン株、アメリカ国内で市中感染 バイデン大統領「科学とスピードで闘う」追加対策発表

2021年12月3日 11時28分
国立衛生研究所で演説するバイデン大統領(AP)

国立衛生研究所で演説するバイデン大統領(AP)

 バイデン米大統領は2日、ワシントン郊外の国立衛生研究所で演説し、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が拡大しつつある中、追加の対策を発表した。米国内では同株の感染者が相次いで確認され、市中感染のケースも発生した。
 バイデン氏は「混沌こんとんと混乱ではなく、科学とスピードで闘う」と強調。海外からの渡航者に対して入国前3日以内の取得を求めていた陰性証明書は、1日以内に厳格化。入国後の検査は盛り込まなかったが、検出体制を強化するため、米国の健康保険加入者に自宅で検査できるキットを無料で入手できるよう支援する。また、ワクチンの追加接種を「抵抗力がより強力になる」と推奨した。
 同日、ハワイ州の保健当局はオミクロン株感染者1人が市中感染だと確認。東部ニューヨーク州のホークル知事は、南アフリカからの帰国者を含む5人の感染を確認したと発表した。また、中西部ミネソタ州で感染が確認された成人男性は海外渡航歴がないものの、発症前にニューヨーク市で5万人以上が来場したアニメイベントに参加しており、市中感染の可能性が指摘されている。西部コロラド州でも、アフリカ南部に渡航歴のある女性の感染が確認された。軽症者が多く、重症者の情報はない。 (ワシントン・吉田通夫)

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