精緻な技 泳ぎだす優美な世界 深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」開幕

2021年12月3日 10時31分

深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」が開幕し作品を見る人たち=2日、東京都台東区の上野の森美術館で(由木直子撮影)

 金魚を題材に創作する現代美術家・深堀隆介さん(48)の展覧会「金魚鉢、地球鉢。」(東京新聞など主催)が二日、東京都台東区の上野の森美術館で開幕した。升やおけ、机の引き出しなどの中に描かれた金魚がまるで生きているかのように見える斬新な技法に、来場者は驚いていた。
 作品は、升などの器に流し込んだ透明の樹脂の表面に絵の具で色を付け、さらに樹脂を流し込んで絵を描く作業を何度も繰り返して作られる。金魚の絵は、水の中で揺れるヒレの透明感や、うろこの凹凸、水底に落ちる影がリアルに美しく表現されている。
 千葉県市川市の会社員、太田康子さん(47)は「金魚が本当に動いているように見えてきれい。作品の立体感が変化する様子も楽しめました」と話した。
 来年一月三十一日まで。観覧料は一般千六百円など。予約不要(混雑時は入場制限あり)。問い合わせは、ハローダイヤル=電050(5541)8600=へ。 (長竹祐子)

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