「インドネシアへの護衛艦輸出反対」 千代田区の三菱重工前で市民団体が抗議デモ<動画あり>

2021年12月3日 20時50分
 政府が三菱重工が生産する最新鋭の護衛艦輸出を検討していることに抗議の意思を示そうと、市民団体「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」が3日、千代田区の三菱重工前で抗議デモを行い、輸出しないよう求める同社の泉沢清次社長宛ての要請文を警備員に手渡し「死の商人になるな!武器輸出から撤退しろ!」などとシュプレヒコールを上げた。
 政府は、海上自衛隊の護衛艦を原型に「共同生産」方式でインドネシアへの輸出を検討している。防衛装備移転3原則で輸出が認められるのは、救難や監視などの装備に限定されるため、殺傷能力のある護衛艦は「共同生産」での輸出が検討されており、現在、日本とイタリア、トルコが受注を争う。

三菱重工本社前で、護衛艦の輸出に抗議する人たち=千代田区丸の内で

 NAJATの杉原浩司代表(56)は「護衛艦輸出は、『3原則』の運用指針に違反し、攻撃型の武器を輸出しようとしている」と批判。三菱重工が進める「12式地対艦誘導弾」の長射程化などについても「今すぐやめて」と訴えた。また米国人で高校教師グレゴリー・バウムガートナー(30)さんは「日本は日米同盟を軸に軍産複合体を推し進めているが、紛争を助長するだけで間違っている」と批判した。
 三菱重工は「コメントは差し控えたい」としている。(望月衣塑子)

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