スカイツリー 冬の備え 展望台屋上部分 落雪対策、道具改良重ね

2021年12月4日 07時15分

ブラシで縁に張り付いた雪を落とす作業を実演する作業員=墨田区の東京スカイツリーで

 本格的な冬の到来を前に、東京スカイツリー(墨田区)で三日、地上への落雪を防ぐ対策が報道陣に公開された。展望台の屋上部分(地上三百七十五メートル)で作業員が、柄を長くしたブラシなどで柱をこすったり、小型洗浄機で温水を噴霧したりする作業を実演した。(小形佳奈)
 着雪を払う道具は、現場作業員の発案で改良を重ねているという。市販のブラシの角度を変えて、手が届きにくい場所の作業をしやすくしたり、空気入れに使う足踏みポンプを使って細かい雪をはらったり、作業箇所や、雪の状態に応じた使い分けの実演も行われた。
 降雪の予報が出た際は、外壁を電気ヒーターで温めて着雪を防ぐ。また、ツリー最上部の鉄柱「ゲイン塔」を仮設ネットで覆い、塔体に付いた雪が塊となって飛散するのを抑える。また、近隣住民や来場者への被害を防ぐため、地上に注意喚起を促すサインボードを持った警備員を配置するという。
 運営会社の東武タワースカイツリーによると、昨冬は雪がほとんど降らなかったため、落雪が原因とみられる被害はなかった。広報担当者は「雪払い作業の効率化や周囲への呼び掛けで、できる限り被害を防ぎたい」と話した。 

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