アートで楽しい街歩き 前橋の広瀬川と馬場川周辺で「フェス」 12日まで

2021年12月4日 08時14分

来場者(左)をモデルに彫刻を造った三宅さん=いずれも前橋市で

 前橋市中心部を流れる広瀬川と馬場川周辺を会場に現代美術や演劇の祭典「River to River 川のほとりのアートフェス」が開かれている。県内ゆかりの芸術家らを中心に八個人・組の作品を七会場で紹介している。開催は十二日までの金土日曜。主催者は「街歩きとアートを楽しんでほしい」と呼び掛けている。(池田知之)
 芸術家の発表の場を設け、街中の活性化につなげようと前橋市のギャラリー「ya−gins(ヤーギンズ)」が初めて主催した。
 同市千代田町の会場では、高崎市出身の三宅感さん(38)が事前に応募した市民らをモデルに、発泡スチロールを素材にした彫刻をその場で制作。三宅さんは「コロナ禍で、マスクで顔を隠すようになり、人の感情の変化も隠れてしまった。制作を通じて素顔に接する機会にしたかった」と話す。作品は「明るい気持ちになれば」と鮮やかな色で塗った。会期中、公開で制作もする。伊勢崎市出身の榎本浩子さん(35)が蜜蝋(みつろう)で制作した繊細な彫刻も並ぶ。
 前橋市住吉町の旧安田銀行担保倉庫では、一九九〇年代から県内を拠点に活動し、二〇一八年に死去した前衛芸術家佐々木耕成さんの抽象画の大作を集めた。

佐々木耕成さんの大作

 会期中何度でも入場できるパスポートは五百円で、高校生以下無料。開場は原則午前十一時〜午後五時。旧安田銀行担保倉庫は四、五、十一、十二日に開場する。同倉庫では、劇団の「灰ホトラ」が四日と十一日の午後六時から「籤引(くじびき)の沼」を上演する。事前予約制で「River to River」の公式ウェブサイトで申し込む。

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