川崎市長への手紙 最多2780通 保育園・幼稚園、危機管理… 20年度 前年比で1.5倍

2021年12月5日 07時04分
 川崎市は、市民からの意見や提案を聴いて行政運営に役立てる「市長への手紙」の受け付け状況をまとめた。二〇二〇年度は前年(千八百八十一通)より約五割多い二千七百八十通が寄せられ、一九七二年の制度開始以来最多となった。「新型コロナウイルスの影響で特に子育て世代の女性からの意見が増えた」と市では分析している。(安藤恭子)
 一通に複数意見を記したものを含む内容別件数も、四千九百五十三件と最多となった。内容別には「保育園・幼稚園」(四百五十九件)が最も多く、登園自粛への賛否や復職期限延長の要望が寄せられた。次いで「危機管理」(四百五十六件)「学校教育」(四百十四件)が多く、外出自粛や繁華街の人出増への注意喚起、学校での感染防止対策を求める声があった。
 市長への手紙は市ホームページの「市長の部屋」を通じたメールのほか手紙・ファクスでも受け付けている。市企画調整課によると、市長は全ての手紙に目を通しているといい、回答を求められた場合は市が回答する。
 二〇年度は約四割に当たる千九百五十六件について、要望への対応や市の施策・事業への反映を実施。「コロナ禍の中学校の服装で、涼しく学べるよう体操着登校を許可してほしい」との手紙を踏まえ、状況に応じて体操着やジャージーで過ごせるようにしたほか、防災無線の放送内容について、緊急性が高いものは市ホームページの上部の「緊急情報」に掲載するなどの改善も図られたという。

関連キーワード


おすすめ情報

神奈川の新着

記事一覧