学生たちが3.11復興考える 横浜で11日催し 7日まで参加者募集 釜石の現状を映像やオンラインで

2021年12月5日 07時04分

本番に向けてリハーサルに励む実行委のメンバーたち=横浜市中区で

 東日本大震災から10年の節目に、横浜市の高校・大学生と岩手県釜石市の高校生たちが復興を考えるイベント「3・11を振り返って 〜あの日の話、明日の話〜」が11日、横浜市中区の関内ホールで開かれる。学生たちは「発生した後、どう対応するかを考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。(丸山耀平)
 公益財団法人よこはまユースと学生十五人でつくる「2021エンパワメントセミナー実行委員会」の主催。エンパワーメントは一般的に、内発的な力を高める意。実行委は今年五月から、ノンフィクションライター石井光太さんの指導を受けて活動を始め、イベントを企画した。石井さんは震災直後、釜石市の遺体安置所を取材している。
 学生たちは、釜石市の津波伝承チーム「夢団」に所属する釜石高校の生徒たちとオンラインで意見交換したほか、「二〇三〇年の横浜での震災」を題材にした映像も製作した。十一月には釜石市に四日間滞在し、復興状況を確認するなど準備を進めてきた。
 釜石市の現状について、実行委員長で慶応大一年の小林美月さん(19)は「ハード面の復興は進んでいても、心の面が進んでいない。まだ深刻だと思う」と指摘。青森県八戸市出身で、横浜市立大一年の寺沢綾夏さん(19)は「災害への自分の危機感が足りていない。東日本大震災を意味のあるものにするために伝えていかなければいけないと感じた」と胸の内を明かす。
 イベントは二部制で、一部で石井さんが講演する。二部では、実行委が手掛けた映像や釜石の生徒たちが作った釜石の復興に関する映像を流す。釜石高校とオンラインでつなぎ、思いも語り合う。
 小林さんは「起きたことにどう対応していくかが大事。話を聞き、何か起こったときの糧にしてほしい」。寺沢さんは「講演を機に、ちょっとでも周囲の人を気にかけてもらえたらうれしい」と訴えている。
 イベントは午後三時半〜六時半、参加無料、先着百三十人。七日までによこはまユースホームページかファクス=045(662)7645=で申し込みが必要。オンラインでも視聴可能。問い合わせはよこはまユース=電045(662)4170=へ。

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