会議中の授乳やおむつ替えが可能に…群馬県榛東村議会が「育児休憩」全会一致で可決 2議員の出産受け

2021年12月5日 07時43分

8月に出産した第2子を抱く南千晴議員=榛東村で

 群馬県榛東村議会(定数一二)は、一歳未満の子どもを育てる村議が議会の会議中であっても休憩が取れるように規則を改正した。八月と九月に出産した女性議員が二人いて、授乳やおむつ替えなどの時間に充てることを想定。「育児時間」と称する仕組みで、会議規則に盛り込んだ。全国町村議会議長会によると「こうした仕組みは聞いたことがない」という。
 一日の本会議に改正案が提出され、全会一致で可決し、即日施行された。育児時間は同じ会議中に少なくとも三十分ずつ二回まで、口頭で議長に請求できる。議長は休憩を宣言し、会議を中断する。本会議の他に常任委員会でも休憩が認められる見通し。
 提出者は議会運営委員会委員長の南千晴議員(41)で、自身は八月に第二子を出産。提案理由には「議会活動と家庭生活を両立できる環境整備に努める」と記した。南議員は「育児と仕事という課題を抱える当事者こそ議論に参加しやすくなるべきだと思った。小さな村から踏み出した一歩で、多様な人々の意見に耳を傾ける地方議会が増えてほしい」と語った。  
 九月に第四子を出産した須田仁美議員(41)も「合間に授乳できる仕組みは赤ちゃんへの負担も減り、とても安心。時間を有効に使って、審議により専念していきたい」と話した。

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