【訃報】三遊亭円丈さん死去 76歳 新作落語で人気

2021年12月5日 17時49分

落語を演じる三遊亭円丈さん=2010年3月、東京・浅草で

 自作の新作落語を数多く手掛けて人気となった落語家の三遊亭円丈(さんゆうてい・えんじょう、本名大角弘=おおすみ・ひろし)さんが11月30日午後3時5分、心不全のため東京都内の病院で死去した。76歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻ユリ子(ゆりこ)さん。
 名人と呼ばれた六代目三遊亭円生に入門、ぬう生を名乗った。1978年真打ちに昇進し円丈に。新感覚の新作落語で人気となり、弟子ばかりでなく、“円丈チルドレン”と呼ばれる多くの後進たちに影響を与え、それまで古典が中心だった落語界で新作の地位を引き上げた。生み出した作品は300に上るとされ、代表作に「グリコ少年」「悲しみは埼玉に向けて」など。
 78年、円生が、所属する落語協会執行部の運営方針に反対し脱退するのに従い、自身も脱退。円生死去後、落語協会に復帰した。86年には同騒動を題材に描いた本「御乱心」がベストセラーになった。
 2010年には七代目円生襲名に名乗りを上げ、六代目円生の孫弟子に当たる三遊亭鳳楽さんと“落語対決”に及び、話題になった。(共同)

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