凍土壁の解けた部分に鋼管打ち込み作業始まる 東電福島第一原発

2021年12月6日 18時00分
事故収束作業が続く東京電力福島第一原発 (2021年1月撮影 、本社ヘリ「おおづる」から )

事故収束作業が続く東京電力福島第一原発 (2021年1月撮影 、本社ヘリ「おおづる」から )

 東京電力は6日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)1~4号機周囲の地中に造った凍土遮水壁(全長約1.5キロ)の解けた部分に、地下水の流入を止めるため地中に鋼管を打ち込む作業を始めた。約1週間かけて、壁の外側に直径35センチ、長さ最大6メートルの鋼管8本を並べて打ち込み、幅約4メートルの壁にする。止水が確認できない場合、追加で鋼板も打ち込む予定。
 東電によると、凍土壁が解けているとみられるのは、4号機南西側と排水用地下トンネルの交差地点。地中の温度が9月中旬以降に零度を超え、10度以上になったことも確認されている。
 凍土壁は、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)が残る原子炉建屋への地下水流入を防いで汚染水の発生を抑えるため、2017年から運用。地中に打ち込まれた約1600本の凍結管(長さ30メートル)に零下30度の冷却液を循環させて、周囲の土を凍らせている。

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