カジノ管理委初会合「健全運営確保する」 委員長、汚職事件に触れず

2020年1月11日 02時00分
 統合型リゾート施設(IR)のカジノ運営事業者を監督する政府のカジノ管理委員会の北村道夫委員長(元福岡高検検事長)は十日、初めて記者会見し「厳格な規制・監督を実施し、カジノ事業の健全な運営を確保できるよう使命を果たす」と述べた。IR汚職事件に対しては、捜査中を理由にコメントしなかった。
 記者会見に先立ち、管理委は初会合を開き、委員会内部の規則などを協議した。事件を受けて野党は管理委の活動を当面停止するよう要求、前途多難な船出となった。
 北村氏は、管理委の職員とカジノ関連事業者の接触ルールについて「国家公務員倫理法などを順守し、職務の公正性や中立性に疑問を生じさせないよう監督していく」と述べ、詳細は今後検討する方針を示した。
 管理委は内閣府の外局として七日に発足。元警視総監や精神科医らで構成し、事務局長は十日付で警察庁出身の徳永崇内閣審議官が就いた。
 政府は二〇二〇年代半ばのIR開業を目指しており、管理委はカジノ運営事業者の財務状況、反社会勢力との関係を調査して免許を付与。ゲームの種類など運営ルール作り、ギャンブル依存症やマネーロンダリング(資金洗浄)の対策も担う。
 IR整備地域は最大三カ所で横浜市、大阪府・市、和歌山県、長崎県が誘致を表明。政府は近く選定基準を盛り込んだ基本方針を策定。二一年一月以降、自治体から整備計画の提出を受け付ける。

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