安全なSNS利用の啓発のはずが…練馬区の中学校で生徒のパスワード提出させる 教育長が謝罪

2021年12月7日 07時12分

▲パスワードの記入欄がある「SNS練馬区ルール・リーフレット」(区提供)

 練馬区教育委員会は区内の中学校一校が、生徒が使っているSNSのパスワードを紙に記入させ、学校に提出させていたと発表した。個人情報の不適切な取り扱いがあったとして三日、堀和夫教育長が謝罪するコメントを出した。情報漏えいはないという。
 区教委によると、家庭内でのSNSの使い方を啓発するため、区が児童生徒に配ったリーフレットの中で「我が家のSNSルール」として、一日に使う時間や時刻と共にパスワード記入欄があった。家庭内でルールを共有してもらい、安全につなげる狙いだったが、作成当初に区教委の会議では「学校がパスワードを知るのは不適切」と指摘。
 これを受け、区はリーフレットを学校に提出させる場合、パスワード欄は「未記載」か「消した状態」などとするよう各校に通知したが、この中学校は十一月、通知を失念してパスワード不要を説明せずに配って提出。一、二年生の提出者のうち三十六人がパスワードを記していた。リーフレットは校内の金庫で保管しているという。保護者の指摘で発覚した。区教委は今後に発行するリーフレットからパスワード欄を削除する。堀教育長は「生徒や保護者に対してご迷惑とご心配をおかけした」とするコメントを出した。(砂上麻子)

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