【動画あり】「産経のネット記事で名誉毀損」 辺野古で活動の大袈裟太郎氏が提訴、第1回口頭弁論

2021年12月7日 18時28分
 米軍辺野古基地建設に反対する抗議活動で逮捕された際、インターネット記事で「天誅てんちゅうが下った」などと書かれ、名誉を毀損されたとして、沖縄県在住のライター大袈裟太郎さん(39)が、記事を配信した産経新聞社に慰謝料計110万円を求めた裁判の第1回口頭弁論が7日、東京地裁であった。産経新聞側は、原告の請求を棄却するよう求めた。
 訴状などによると、大袈裟さんは2017年11月9日、沖縄の米軍辺野古新基地建設に反対し、抗議活動をした際に公務執行妨害などの疑いで逮捕され、その後釈放された。
 産経新聞の那覇支局長男性(当時)は、同年11月10日に署名入りで「辺野古で逮捕された『大袈裟太郎』容疑者、基地容認派も知る“有名人だった”」との見出しでネットの記事を配信した。
 記事では大袈裟さんの経歴やこれまでの活動に触れ「辺野古でも暴力の限りを尽くし、その過激さから仲間割れを起こし、善良で穏健な仲間たちの離反を招いた」「相手が無抵抗だと罵声を吐いて挑発し、揚げ足をとり、いざ検挙となると急に縮み上がって主張を引っ込める小心者。こんな輩が社会を荒らしている」などと指摘。大袈裟さん側は、社会通念上の限度を超えた侮辱行為で、名誉を毀損されたと主張している。

第1回口頭弁論を終え、記者会見する大袈裟太郎さん

 第1回口頭弁論後に東京都内で記者会見した大袈裟さんによると、記事配信後、道を歩いていた際に罵声を浴びせられたり、スーパーで買い物していた際に突然、胸ぐらをつかまれ「殺したる、中国から金をもらっているんだろう」と言われたり、記事による被害を受けているという。大袈裟さんは産経新聞に対し「新聞の存在価値を崩壊させている。そうまでしてなぜ、私に攻撃をしないとならないのか」と批判した。(望月衣塑子)

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