浮世絵アート、100組でつなぐ 障害者週間合わせ、足立で作品展 区のHPでデジタル鑑賞も

2021年12月8日 07時17分

作品に使う布を織り機で織る参加者=いずれも足立区で(区提供)

 足立区梅田地域学習センター「エル・ソフィア」(梅田七)一階に、葛飾北斎の浮世絵をモチーフにしたアート作品が展示されている。「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」の原画データを分割し、区内の学校や福祉施設を利用する障害者らが色付けしたものをつないでいる。障害者週間(三〜九日)に合わせて催した。 
 区では毎年、同週間に合わせて区庁舎で障害者の作品展を開いてきた。しかし今年は新型コロナワクチンの接種会場になったため展示場所が確保できず、また各施設でのイベントも開催しづらい状況が続いたことから、初の試みとして企画した。

100組が色付けした紙を合わせて完成した作品

 参加した障害者は、特別支援学校の児童生徒や福祉施設の利用者、一般からの希望者計百組。原画を百分割した縦二十一センチ、横三十センチの紙に、ペンで彩色したり、自分たちで織った布やちぎった色紙を貼り付けたりした。それらをつなぎ縦二メートル、横三メートルの作品にした。
 例年、会場に展示される絵画や手芸、陶芸、書道などの作品を区のホームページで通年見られる「デジタルアートミュージアム」も開設した。区障がい福祉センターの高橋敏哉所長は「みんなで集まる催しができなくても『つながっている』ことを感じてほしい」と話す。
 エル・ソフィアでの展示は十九日まで。(小形佳奈)

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