小田急新宿店本館 名建築の記憶、小判に刻む 坂倉準三設計 来秋に幕

2021年12月8日 07時18分

小田急百貨店新宿店本館の外観をデザインした純金小判=いずれも小田急百貨店提供

 小田急百貨店は、新宿駅西口の再開発に伴い二〇二二年九月に営業を終える新宿店本館の外観をデザインした純金小判を発売した。「半世紀にわたり、新宿を代表する風景として知られてきた記憶を伝えたい」と企画した。(浅田晃弘)

新宿西口のシンボルだった

 新宿店本館は一九六七年に全面開業。地上十四階、地下二階建て。戦後の日本を代表する建築家でモダニズムの巨匠と呼ばれる坂倉準三(一九〇一〜六九年)の代表作の一つ。らせん状の車道が吹き抜けの地下へと続く新宿駅西口広場を設計した坂倉が、広場と一体となるデザインを図った。
 広報担当者によると、再開発計画を発表した七月以降「懐かしい景色だった」などと、惜しむ声が相次いだことがきっかけで、記念商品の開発が始まった。「思い出とともにいつまでも手元に置いておきたいもの」として小判が浮かんだ。

再開発のイメージ図

 小田急百貨店は、本館の営業終了後、西側に立つ「新宿西口ハルク」を改装して新たな新宿店とする。本館跡地には二九年度完成を目標に地上四十八階建て、高さ約二百六十メートルの超高層ビルを建設する。
 「小田急百貨店新宿店本館記念小判」は新宿店本館五階宝飾売り場、町田店四階宝飾売り場で受注販売。二十グラム、横三十一ミリ、縦五十四ミリ。受け付けから二カ月後に引き渡し。二十七万五千円。

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