<山崎まゆみのバリアフリーで行こう>谷中周辺 「へび道」通り路地裏散策

2021年12月8日 07時26分

曲がりくねった通称「へび道」には下町情緒が漂う

 今回は都内でも人気のエリア・谷中とその周辺(台東、文京区)の路地裏散策をご案内します。車いすで回りやすい40分ほどのルートと谷中らしい休憩処に立ち寄ります。
 東京メトロ千代田線の千駄木駅で構内エレベーターに乗り、地上改札を出て、不忍通りを右手に行くと団子坂下交差点に出ます。三崎坂の方へ向かい、テークアウトができるハンバーガー店を右折すると、くねくねと曲がる路地は通称「へび道」。曲がりくねり流れる様が蛇のようだった藍染(あいぞめ)川を埋め立てた道で、道幅は車1台が通れる程度。夏目漱石は小説「三四郎」の中で藍染川のことを書いています。
 現在もへび道は下町情緒が漂い、趣ある古本屋さんや生活雑貨店、俳優の川上麻衣子さんがオーナーのスウェーデンの小物が手に取れる「SWEDEN GRACE 谷中店」やビストロなど、小さなお店が並びます。ただどの店舗も狭く、車いすのまま入りにくい店もあります。
 藍染通りに出ると右手に古民家の屋根一面を藤棚が覆う洋菓子店「ル・クシネ」が見えます。石窯シューやエクレアが人気商品ですが、季節のケーキにも目移りします。斜め前にはフランスのバゲットのコンクールで優勝した「レ ジニシエ」がありますのでおいしそうなパンを買い込み、谷中の人気旅館へ。
 新型コロナウイルスのまん延前は外国人観光客でにぎわった「旅館 澤の屋」。現在はリモートワーク用の部屋貸しや日帰り入浴を実施しており、1階のダイニングルームには近隣のお店で購入した飲食物を持ち込めます。

澤の屋のダイニングルーム。コーヒーや紅茶が無料で楽しめる

 入り口にはスロープがあります。フロントの奥がテーブルと椅子が置かれたダイニングルーム。コーヒーと紅茶が無料でいただけ、お皿やフォークも貸してくれます。Wi−Fi完備。トイレの引き戸のドア幅は63センチで、多目的トイレほどの機能はありませんが、奥行きは十分で利用しやすいです。 (温泉エッセイスト)
<メモ>  「旅館 澤の屋」 (電)03・3822・2251。ダイニングを利用する場合1時間1人700円。利用時間は12〜18時。エレベーターがないので車いす利用者は客室のある2・3階への移動が難しく、宿泊も難しい。

関連キーワード


おすすめ情報

ライフの新着

記事一覧