走る新幹線車内で刃物男対応訓練 JR東と県警など

2021年12月8日 07時36分

訓練で刃物を持った不審者(手前)をなだめようとする警備員ら=熊谷駅から大宮駅に向かって走行中の新幹線車内で

 電車内での無差別殺傷事件の多発を受け、JR東日本と埼玉県警などは七日、走行中の新幹線車両を使った不審者対応訓練をした。
 訓練は熊谷−大宮間を走行中の車内で刃物を持った男が暴れだし、乗客数人を切り付けたという想定で行った。車内放送を受けて車内を巡回中の警備員らが男がいる車両に駆け付け、取り外した座席を盾にしながら接近。逃げ遅れた乗客が巻き込まれないよう「刃物をおろしてください」などと男をなだめながら時間を稼いだ。
 約十分ほどで大宮駅に着くと、通報を受けて待ち受けていた警察官が車内に突入して男を制圧。乗務員らは負傷者の救助や乗客の避難誘導にあたった。その後に大宮−上野間でも同じ想定で訓練をした。
 訓練には約百二十人が参加した。JR東日本新幹線統括本部の深見真悟企画課長は「『もう少しうまくできたのでは』という気付きが多くあった。乗客の逃がし方などを考えたい」と話した。
 県警鉄道警察隊の新田智広隊長は「(電車内で)事件に遭遇したら身の安全を確保した後、見たままの状況を警察に通報してほしい」と呼び掛けた。(杉原雄介)

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