<令和笑タイム!!>「相席スタート」山崎ケイ 夫はまだ尻青かった!?

2021年12月8日 07時37分

ヒロミさん作の高座が稽古の定位置。まだ尻が青かった!

 落語家の夫が「粗忽(そこつ)の使者」という演目を稽古していました。粗忽とは「そそっかしい」という意味で、使いの者が何をしに来たのか忘れてしまい「幼い頃から物忘れをした時にはそうしてきたので、お尻をつねってくれ!」と言い出し、一悶着(ひともんちゃく)…といった話です。
 ある日、自宅で稽古をしていた夫が興奮気味に「iPhoneの(音声アシスタント機能の)Siri(シリ)が『尻をつねってくだされ』の『尻』に反応した!」と報告してきました。
 「えー! すごい!」と2人で笑う穏やかな午後。
 …ちょっと待てよ。Siriって「Hey Siri」で反応するんだよね。「Siri」だけでは反応しないよね。そして私は、芸人が話を盛る生き物だということを知っています。
 「やりましたね? あなた。尻という単語だけでSiriは起動しないですよね?」
 犯人(夫)の表情に明らかな動揺が見えた。「わ! エピソード警察出た! 本当だって!」
 「では、今ここでそれを証明してください」。警察(私)は至って冷静だ。「わ、わかったよ」。犯人はiPhoneを握る。「尻をつねってくだされ!」
 iPhone「………」
 警察「逮捕!」。犯人「本当なんだって! あ、わかった! 『尻をつねってくだされ』の前に『えー』とか、そういうのが入ってたからかも!」。警察「では、もう一度やってみなさい」。犯人「へぇぃ…尻をつねってくだされ!」
 iPhone「………」
 警察「逮捕!!!」。かなりHeyに似た感嘆詞をつけたのも虚(むな)しく、犯人は逮捕されたのでした。
 ※次回は「テツandトモ」のテツさんです。

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